スマホ時代のココロ術

流れてくる情報、どう選ぶ? SNSの情報疲れを防ぐココロ術

Tags: SNS疲れ, 情報過多, 情報の選び方, デジタルウェルビーイング, 心の整え方

SNSの情報シャワー、なんだか疲れませんか?

毎日スマホを開くと、SNSにはたくさんの情報が流れてきますね。友達の楽しそうな投稿、興味のあるアカウントの新しい情報、気になるニュース、面白い動画…見れば見るほど、無限に情報が出てくるように感じることがあります。

なんとなく眺めているつもりが、いつの間にか時間が経っていたり、たくさんの情報を受け止めるうちに心がちょっと重くなったり、周りのキラキラした投稿を見て自分と比べてしまったり。気がつかないうちに、この「情報シャワー」に疲れてしまうことがあるかもしれません。

なぜ、流れてくる情報に疲れてしまうのでしょうか

SNSの情報は、私たちの脳にたくさんの刺激を与えます。楽しい情報や役立つ情報もたくさんありますが、時には心がざわつくような情報や、自分には関係ないけれど「見てしまう」情報も混ざっています。

脳はこれらの情報を処理しようと一生懸命働いています。でも、あまりにたくさんの情報が洪水のように押し寄せると、脳が疲れてしまうことがあります。また、他の人の投稿を見て「自分はこれで大丈夫かな?」「周りはもっとすごいことをしているのかな?」と、知らず知らずのうちに他人と比較して落ち込んでしまうことも、情報疲れの一因となることがあります。

全部を受け止める必要はありません

大切なのは、流れてくる全ての情報を受け止めたり、反応したりする必要はないと知ることです。SNSは私たちの生活を豊かにしてくれるツールですが、情報に振り回されて心を疲れさせてしまうのはもったいないですよね。

では、どうすれば情報疲れを防ぎ、心地よくSNSと付き合うことができるのでしょうか。いくつかココロ術のヒントをご紹介します。

1. 見る前に少しだけ「目的」を意識してみる

なんとなくSNSを開くことが多いと思いますが、「今日は友達の近況を知りたいな」「好きなアーティストの情報をチェックしようかな」「何か面白い動画を見たいな」のように、少しだけ目的を意識してみることをおすすめします。

目的があると、関係ない情報に引っ張られにくくなります。「これを見たら終わりにしよう」と決めやすくなる効果もあります。もちろん、目的がなくても大丈夫。「ただぼーっと見たいな」という時があってもいいのです。ただ、情報疲れを感じやすい時は、少しだけ意識してみるのが有効かもしれません。

2. 心がざわつく情報は深追いしない

SNSを見ていると、なんだか心がモヤモヤしたり、不安になったり、イライラしたりする情報に出会うことがあります。そういった情報に出会った時は、無理に深追いしたり、自分の中で反芻したりしないように意識してみましょう。

「あ、これは自分を疲れさせる情報だな」と気づけたら、それ以上見ないように画面を閉じたり、違う話題を探したりしてみてください。自分の心の平穏を最優先に考えることが大切です。

3. 自分に合う情報の「流れ」を作る

SNSには、フォロー機能やミュート機能、ブロック機能など、表示される情報を調整するための機能がたくさんあります。

もし、特定のアカウントの投稿を見ると疲れてしまう、特定の話題がいつも心を乱すということがあれば、思い切ってミュートしたり、フォローを外したりすることを考えてみましょう。ネガティブな情報が多いと感じる場合は、ポジティブな情報や、自分が心から楽しいと思える情報を提供してくれるアカウントを意識してフォローしてみるのも良い方法です。

自分が心地よく情報を受け取れるように、流れてくる情報の「流れ」を自分でカスタマイズしていくイメージです。

4. 「情報の休憩時間」を作る

SNSを見ていると、あっという間に時間が経ってしまいます。スマホから離れる時間を作ることも、情報疲れを防ぐためにはとても有効です。

例えば、「寝る前の1時間はスマホを見ない」「食事中はテーブルに置かない」「友達と直接会っている時は通知をオフにする」など、自分で「情報の休憩時間」を決めてみましょう。デジタルな情報から離れて、リアルな世界で五感を使う時間を持つことで、心と脳がリフレッシュできます。

自分の「心地よさ」を一番大切に

流れてくる情報全てに価値があるわけではありませんし、全てを見る必要もありません。大切なのは、たくさんの情報の中から、自分にとって本当に必要なもの、心が満たされるもの、楽しめるものを選ぶ目を持つことです。

情報に振り回されるのではなく、SNSを自分の心にとってプラスになるように使うこと。そのためには、他の人の投稿や流行に流されるのではなく、自分が何を見て、何を感じたいのか、自分の心の声に耳を澄ますことが何よりも大切です。

情報の波に上手に乗りながらも、自分のペースで心地よくデジタルライフを楽しんでいきましょう。応援しています。